COLUMNコラム
南海トラフ地震が30年以内に発生する確率は「70〜80%」と言われています。静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、広い地域で震度6を超える強い揺れの発生が想定されています。また、太平洋沿岸の広い地域では、高さ10m超えの津波の被害が特に懸念されているのです。
地震大国・日本。初の大都市直下型地震である阪神・淡路大震災以降も、2008年6月14日に岩手・宮城内陸地震、2011年3月11日に東日本大震災、2016年4月14日に熊本地震と、記憶に残る大きな地震が何度も発生しています。復興が思うように進んでいない場所も少なくありません。災害にどう備えるか、また災害後に何ができるのか、防災・防疫における弊社の実績をまとめてご紹介します。
「学んでもらえる訓練を提供する」ことを目的として実施された訓練の計画を担当。大水害・大地震などの甚大な災害発生時の人員配置、救援物資の輸送訓練など、実践的な訓練を行いました。
受動的な訓練ではなく解説者を登用し、「なぜ訓練が必要か」と、災害に備える意義を訴えかける訓練を行い、来場者も楽しんで学べる空間演出を心掛けました。
『心肺蘇生トレーニング・ボックスを使用し、一度に最も多い人数で救命講習を実施する』というギネス記録にチャレンジ。小学生を中心に、幅広い年齢層の人が一堂に心肺蘇生訓練を行いました。現場設営、ステージ進行、会場運営、誘導警備までを一貫して担当しています。
東日本大震災の大津波により、漁港や卸売市場、水産工業並びに水産関連産業施設が壊滅的な被害を受け、大規模な地盤沈下による冠水と地盤の液状化が生じました。
水産業が基幹産業である石巻市にとっての復興の第一歩となる、石巻漁港復興への第一歩として仮設荷捌所を建設。基礎・設営・設備工事を担当し、新施設が完成するまでの間、水産業の拠点としてご利用いただきました。
女川町の仮設住宅の用地不足を解消するために、全国初となる2、3階建て仮設住宅が新築されました。住宅空間には頑丈な輸送用コンテナをつなぎ合わせており、コンテナ内には寝室、バス、トイレを設置。コンテナとコンテナの間にできたスペースは、開放的なLDK空間になっています。
優れた耐震性、断熱性、遮音性、耐火性能を確保できる高機能な住宅です。ピンクとライトブルーに塗装された外観はシンプルで清潔感があり、室内にはボランティアの方が作った温かみのある家具や収納が設置されています。
弊社の仮設建築技術とイベントプランニングの実績をご紹介しました。この他にも防災訓練や初出式、団体向け新型コロナ出張PCR・抗原検査センターのサービスなど、防疫・防災に関する実績が多数ございます。災害に備えてできることは何か、災害が起こったときにはどうすべきか。弊社は今後も防災・防疫という社会インフラの構築に貢献いたします。