PROJECT実績紹介
おおむね5年に1度開催される緊急消防援助隊の全国合同訓練
「南海トラフ地震」を想定した初めての訓練の実施
おおむね5年に1度開催される緊急消防援助隊の全国合同訓練。緊急消防援助隊とは被災地の消防力のみでは対応困難な大規模・特殊な災害の発生に際したときに、発災地の市町村長・都道府県知事の要請に基づく消防庁長官の指示等により出動するという、名前のとおり緊急時に救助活動等をする部隊です。 その緊急消防援助隊が、今後30年以内に70%~80%の確率で発生すると予測されている「南海トラフ地震」を想定した初めての訓練の実施。
緊急消防援助隊の技術の向上及び連携活動能力の強化を図る為、7月には模擬ニュース映像を制作し、南海トラフ地震アクションプランの運用上の検証及び同アクションプランにおける応援・受援団体の動きの把握並びに消防庁におけるオペレーション能力の向上を目的とし、全国合同訓練の実施県である静岡県だけでなく、複数の重点受援県において同時に図上訓練を実施。11月には災害現場に見立てた模擬家屋などでの部隊運用訓練が行われました。
部隊運用訓練では他にも橋梁崩落や多重衝突、災害現場以外にも消防隊員の宿営会場など、静岡県の広域に渡り実施。
PROJECT
TMトラスで製作する橋梁崩落の会場や、模擬家屋、車両衝突、中高層建物など安全を考慮した、災害現場の会場を制作しました。図上訓練では訓練で使用する模擬ニュース映像を制作も行いましたが、5時間という長編映像を制作するにあたり、スタジオの確保、演者(ニュースキャスターや総理大臣役など)の選定、台本制作、構成など、映像制作の業務を1ヶ月程で制作するのは大変な作業でした。
また実動訓練では、静岡県の広域に渡り災害現場に見立てた会場があるので移動だけでもかなりの時間を要しましたが、各会場・業務内容ごとに担当者をつける体制作りを行うことで無事実施することができました。