PROJECT実績紹介
VRを活用した新しい観光PRコンテンツ
観光PRの新しい形を提案
観光庁「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値事業」に承認された事業として、大阪市内における舟運事業の老舗・株式会社大阪水上バスが、巡回船と水上タクシーを運行しています。この実証実験で話題となったコンテンツのひとつに「水都大阪VR紹介コンテンツ」があります。
これは、水上バスや水上タクシーを待つ利用者向けに、その待ち時間に大阪水都の歴史と実際の水上バスの魅力を実感してもらうというものです。ヘッドセットを装着し360度ビューの映像の中に没入してもらうことで、利用者に視覚だけではない「体験」として訴えかける新しい試みとなっています。
PROJECT
TSP太陽では、VR紹介コンテンツの映像作成を担当しました。
期間中は水上待合室として港に停泊する小型船「ひまわり」内に体験スペースを作り、利用者にはそのスペース内でゴーグルを装着してVR体験をしてもらいました。前半は貴重な資料画像を左右前後4画面に映し出し水都大阪の歴史を感じてもらうチャプターで、後半ではVRならではの360度ビューで水上バスのクルーズ映像を体験する、という約10分間の構成でした。
開催までの期間はタイトでしたが、コンテンツ制作は比較的スムーズに進みました。クライアントである大阪水上バスさんをはじめ、資料提供などで大いに協力していただけたので、ストーリー作りも思い通りにできました。当社XRチームの中で培ってきたフォーマットを上手く活用できたのも大きかったと思います。
利用者の皆様の中にはVR初体験の方も多く、特に360度のクルーズ映像のチャプターでは「おお!」「すごい!」と驚きの声が漏れ聞こえてきたのが印象に残っています。