PROJECT実績紹介
海外メディア・フードジャーナリストら食の有識者と共に、東京の多彩な食の魅力を開拓
観光都市としての国際競争力強化に貢献するイベント
伝統的な日本料理から世界各国のあらゆる料理まで多様な食文化が集結し、独自の発展を遂げた「東京の食」。いまや外国人旅行者が大きな関心を寄せる重要な観光資源の一つです。
観光資源としての価値向上を図り、新たな訪都旅行者やリピーター獲得を促進することを目的に、東京都が主催となって企画したのが「食のプレゼンテーション」です。創業70年以上の歴史を持つ精進料理 醍醐の4代目店主 野村祐介氏をプロデューサーに迎え、海外マスメディアやレストランガイドのライター、インフルエンサー、大使館関係者ら約90名に向けた計6回のプレゼンテーションを実施。タレント・俳優としても活躍するサヘル・ローズ氏と野村祐介氏のトークセッションや、ライブキッチンでの実演調理を通じて「東京の食」の歴史や精神性、持続可能な社会にむけた日本食の価値をお伝えしました。
PROJECT
計画立案から各種手配、会場設営、当日のプレゼンテーションで流す映像制作に至るまで事業に関わる全ての業務に携わる「事業全体統括」を務めました。多彩な交わりによって発展してきた「東京の食」を正しく理解いただくために、プロデューサーである精進料理 醍醐の4代目店主 野村祐介氏とは計画段階から密に話し合い、企画を進めました。
企画コンセプトは、「東京の多彩な食と心を紐解く旅 A journey to unravel Tokyo’s diverse food and spirit」。都内にある大型キッチンスタジオを1棟貸し切り、1Fでプロローグ、2Fで「江戸の多彩性」、3Fで「近代の多彩性」と、ストーリー立てたプレゼンテーションとしました。最後は精進料理 醍醐に会場を移し、持続可能な食として注目を集める精進料理を味わいながら「未来の多彩性」をお伝えしました。
イベントの入口となるプロローグ映像は、全国の博物館が所蔵している歴史資料の許諾を取って活用し、全編英語で制作いたしました。また、料理そのものの味わいだけでなく、精神性や食文化の成り立ちといった「背景」も理解いただけるようにプレゼンテーション全体をリードしました。年々問い合わせが増えている海外インバウンドに向けたイベントの成功例となりました。